増毛スプレーで薄毛隠しをするポイントとおさえておきたい注意点

増毛スプレーはどんなアイテムかご存知でしょうか。一般的には薄毛隠しスプレーという呼び名で認知されていることが多く、近年ではテレビでも紹介されることも増えてきました。

薄毛隠しスプレーを試したことがあるけれど、満足のいく仕上がりではなかったという方もいるようです。実は、薄毛隠しスプレーを使いこなすのにはコツがいります。そこで今回は、薄毛隠しスプレーの役割やスタイリングに関するポイント、注意点、選び方などについてまとめました。失敗しないためにおさえておくべきコツなども紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

薄毛隠しスプレー(増毛スプレー)とは?

薄毛隠しスプレーとは、おもにヘアスタイリングを目的として使うアイテムです。

髪を育てたり、生やしたりする成分を含んだ薄毛隠しスプレーもあるかもしれませんが、一般的には薄毛やちょっとした白髪などをカバーするヘアスタイリング剤として使用されます。テレビ業界でもタレントさんやヘアスタイリストさんなど、男女問わず多くの方に使用されています。

仕組みは簡単で、生えている髪の毛に対してスプレーで特殊な成分を吹きつけることにより、1本1本の髪の毛が太く見えるようになります。
髪の毛を太く見せることで頭皮が見える範囲が少なくなるため、薄毛を目立たなくさせることができます。つむじや分け目、全体的な透け感などさまざまな薄毛悩みをカバーできるのが大きな特徴です。

そのため、薄毛隠しスプレーは即効性のある薄毛対策のアイテムといえるでしょう。特別なテクニックは必要なく、初めて使用する方でも使いやすいのが魅力です。

薄毛が気になる方は、プライベートやビジネスシーンで普段使いとして利用してみてはいかがでしょうか。また「今日はいつもよりも髪型をキメたい」と考えるような特別な日にも活躍してくれます。
薄毛が目立ってしまうと、なかなかスタイリングが決まりません。薄毛隠しスプレーは、おしゃれをワンランクアップさせてくれるようなヘアスタイリング剤だといえるでしょう。

ただ、薄毛隠しスプレーはメリットばかりではありません。注意しておかなければならないデメリット・リスクを確認しておきましょう。
きちんと洗い流すことなく成分が頭皮に残ってしまった場合、頭皮環境を悪化させてしまう可能性が挙げられます。薄毛対策として、普段はシャンプーを使わないお湯やぬるま湯のみで頭皮と髪を洗う「湯シャン」をおこなっている方もいるのではないでしょうか。

そういった方も薄毛隠しスプレーを使う場合はシャンプーを使用し、優しく洗い流すことが大切です。
シャンプーでの落ちやすさはアイテムによって違いがあります。頭皮や毛穴などに成分が残ってしまうと良くないので、雨などの水では落ちにくく、なおかつシャンプーで落とせるアイテムを選択しましょう。

薄毛隠しスプレーをはじめとする増毛スタイリング剤の種類

増毛スタイリング剤として活用できるものには、薄毛隠しスプレーのほかにパウダーやパフ、ワックスなどがあります。最適なアイテムを選択するためにも、それぞれの特徴から確認しておきましょう。メリットやデメリットについても解説します。

スプレー

薄毛隠しスプレーは繊維状の特殊な成分を満遍なく吹き付けられるアイテムです。汗や水に強い耐水性に優れた商品もあり、天候が悪い日にも使いやすいメリットがあります。

薄毛隠しスプレーは大きく分けて「付着型」と「コーティング型」の2種類に分類されます。付着型のスプレーは繊維状の特殊な成分を吹きかけることによって、手軽に薄毛隠しできるのが特徴です。スプレー後にクシを使うと取れてしまうこともあるので、スタイリングを済ませてからスプレーします。
コーティング型のスプレーは、髪の毛1本1本を覆うタイプです。乾いたあとはクシも使えるのですが、専用のシャンプーを使わなければ落とせないものもあります。そのため、総合的な費用について検討しておかなければなりません。
手軽に始めたいのであれば、付着型のスプレーが向いているでしょう。

スプレータイプ全般でいうと、使い方はとても簡単で自然な仕上がりを目指せるのですが、国内ではそれほど流通していません。そのため、選択肢が限定されてしまうデメリットがあります。

パウダー

ふりかけタイプとも呼ばれ、その名の通りパウダーをふりかける形で気になる部分をカバーするアイテムです。スプレータイプとは異なり、繊維状のパウダーを頭皮にふりかけ、それをなでて髪の毛に付着させたあと、スプレーでかためる必要があります。

国内で多く流通していることからメーカー各種商品の選択肢が多いメリットはありますが、パウダーをふりかける工程と、そのヘアスタイルを専用スプレーで固める工程があるため、スプレータイプよりも少し手間がかかるのがデメリットです。

パフ

パフに繊維状のパウダーを含ませ、薄毛が気になるところをポンポンと叩いて付着させる方法です。その後、ミストスプレーで定着させます。
細かい調整ができるので、部分的に薄毛が気になる方にも向いているでしょう。

ただ、アイテムの特徴上、髪の毛をポンポンと抑える形になるので、全体的なボリュームを出せません。きちんとセットしているつもりなのに、すぐに髪の毛がペタッとなってしまうといったお悩みに繋がりやすいです。
また、パフが直接頭皮や髪の毛につくことから、不衛生になってしまうこともあります。

ワックス

増毛スタイリング剤として活用できるワックスは、黒いのが特徴です。スタイリング剤としてワックスを使うことにより、自然にボリュームアップしたかのように見せる効果があります。
基本的には一般的なワックスと同じ感覚で使用できるので、普段からワックスを使っている方やヘアスタイルをしっかりめに作りたいと考えている方に向いているアイテムです。

デメリットとしては全体的に薄毛をカバーしたい方の場合、調整が難しいことが挙げられます。付けすぎてしまうとベタベタしますし、慣れるまでが難しいです。また、商品の選択肢も多くありません。

薄毛隠しスプレーの選び方

パウダーやパフ、ワックスなどさまざまなスタイリング剤がありますが、中でも使いやすいのが薄毛隠スプレーです。初めて増毛スタイリング剤を取り入れたいと考えている方にも向いているでしょう。

自分に薄毛隠スプレーが向いているかどうか悩んでいる方のため、髪の特徴から見た薄毛隠スプレーの選び方や、実現しやすい仕上がりのイメージ、注意点などについて解説します。

髪の特徴から選ぶ薄毛隠しスプレー

最適なものを選ぶ際には、髪色と髪質、薄毛のお悩み状況などに注目してみましょう。おさえておくべきポイントについて解説します。

髪色

薄毛隠しスプレーには、ブラックやブラウンなどいくつかバリエーションがあります。基本的に自分の髪色と似たものを選択しましょう。

例えば、髪を染めていない黒髪の方が、ブラウン系の薄毛隠しスプレーで茶色っぽい髪を作るといったは使い方はおすすめできません。薄毛隠しスプレーは、あくまでもともとある髪の毛に繊維を付着させるアイテムです。
自分の髪色と異なるものを選択してしまった場合、浮いて見えてしまう可能性があります。自分の髪色に合わせたものを選択しましょう。

髪質

髪質によっては薄毛隠しスプレーが向かないのでは、と心配になる方がいるようですが、直毛、くせ毛、太い、細い、白髪など、関係なく使用できます。そのため、基本的に髪質で選択する薄毛隠しスプレーを変更する必要はありません。

薄毛のお悩み状況

薄毛のお悩み状況によっても、向いている薄毛隠しスプレーが変わってきます。代表的なお悩みと、選択したいスプレーの特徴について紹介します。

つむじ(頭頂部)

つむじが薄く見えて悩んでいるのであれば、一般的な薄毛隠しスプレーでカバー可能です。人によってはつむじの位置が後ろの方にあり、鏡で直接確認しながら吹きかけるのが難しいこともあるでしょう。ですが、薄毛隠しスプレーであれば広範囲にまんべんなくふりかけられるのが魅力です。一点に集中してしまい、不自然な形になってしまうような心配もありません。

分け目

分け目部分の薄毛対策をする際も、一般的な薄毛隠しスプレーで十分対応できます。ただし、注意点として重めにかたまるタイプの薄毛隠しスプレーを選択すると、不自然に見えてしまう可能性があります。
通常分け目部分は髪の毛がふんわりしているので、かたまりすぎない商品を選択しましょう。広範囲に広くスプレーできるタイプのものがおすすめです。

生え際後退

生え際が後退している場合でも薄毛隠しスプレーは効果を発揮できます。ただし前頭部は顔の正面に位置するため、ちょっとした不自然さでも目立ってしまいます。丁寧なスタイリングを心がけましょう。

とくに注意が必要なケースは、いわゆる「M字ハゲ」と呼ばれるような状態です。頭頂部付近までM字後退している場合は、スプレーだけでカバーするにはテクニックが必要かもしれません。一方で、M字型に後退していても、髪の毛が生え際にまだ残っている状態であれば、スプレーで増えたように見せることができます。

薄毛のカバー効果が強い薄毛隠しスプレーの場合、なかなか自然にハゲ隠しができず、目立ってしまうことも多いです。脱毛スプレーは基本的にどのようなケースでもカバーできる優れものです。
しかし、生え際後退の状況によっては、ボリュームアップ具合を少しずつ調整できるタイプの薄毛対策が向いていることもあります。

前髪透け感

前髪の透け感に悩んでいる方は、広範囲にスプレーしやすい商品を使用しましょう。
前髪の一部分だけ集中的にスプレーをすると不自然な仕上がりになってしまいます。髪全体のバランスも考慮しながら、自然な仕上がりとなるようにスプレーをしてみましょう。

前髪の透け感を自然にカバーするポイントは、顔の前から前髪の毛先だけにスプレーをしないことです。なぜなら毛先は髪の毛の根元よりも細いので、薄毛隠しスプレーに含まれる髪の毛を太く見せる成分が毛先に多く付着することで、髪の毛の根元よりも太く見えてしまい、その結果、アンバランスな前髪になってしまいます。また、顔の前からスプレーをするとスプレーの成分が毛先に多くふりかかるため、頭の上から前髪の毛の流れに沿ってスプレーをすると自然なヘアスタイリングが可能となります。

また、生え際の後退は薄毛進行の合図と考えられます。後退する前に早めに対処することが重要です。
こちらの記事では、薄毛と育毛剤の関係性はもちろん、期待できる効果や使い方をご紹介しています。

気になる方はぜひご覧ください。

全体ボリューム

総合的に薄毛をカバーしたい方は、軽くスプレーしただけでも髪が増えて見えるタイプの商品がぴったりです。
薄毛隠しスプレーの中には、どちらかというと薄付きで少しずつ調整できるものもあります。ですが、手軽に、短時間でさっとスタイリングしたい方は、時間効率よく薄毛をカバーできるものを選んでみてはいかがでしょうか。

また、薄毛の方は髪型にも注意が必要です。薄毛の状態によっては似合わない髪型や清潔感を損なう印象をもたせる髪型になってしまうこともあります。自分の薄毛の状態を把握し、自分に似合う髪型を探してみましょう。勇気を出して、美容師に相談してみるのもアリです。

目指したい仕上がりのイメージ

どのような仕上がりにしたいのかによっても、薄毛隠しスプレーが向いているか否かが変わってきます。ツヤ感とふんわり感、かっちり感、さっぱり感についてそれぞれ解説します。

ツヤ感(◎)

髪の毛にツヤ感を出したいと考えている方には、薄毛隠しスプレーがぴったりです。薄毛隠しスプレーに使われている繊維状の特殊な成分は非常に細かく、髪の毛全体にツヤを出すことができます。

具体的にどの程度のツヤ感が生まれるのかは商品によって違うので、好みに合わせて選んでみると良いでしょう。部分的に薄毛隠しスプレーを使いたいと考えている方は、自分の髪とツヤ感が合うかも確認しておきましょう。
ただし、自分の髪とスプレーした部分のツヤ感が異なってしまうと、スプレーした部分だけ浮いて見えてしまうので注意が必要です。

ふんわり感(△)

薄毛隠しスプレーでは自然な仕上がりを実現できますが、ふんわりヘアにはあまり向いていません。薄毛隠しスプレーは、どちらかというと髪の毛を少しかためるイメージを持っておいたほうが良いです。

ただ、ある程度ふんわりヘアを残しながらそれをキープする形では大活躍します。部分的に使う量を調整するなどして、理想的なふんわり感を目指してみてください。

かっちり感(◎)

かっちりとした印象を作りたい場合にも、薄毛隠しスプレーが向いています。全体的に満遍なくスプレーし、気になる部分をカバーしましょう。

さっぱり感(◎)

何度も吹きかけるのではなく、軽くスプレーすればさっぱり感も演出できます。「いかにも薄毛隠しスプレーを使っていることがわかるのは困る」と感じている方でも安心です。

ソフトモヒカンのように髪を立たせるような短髪は、さっぱり感や清涼感などの印象を演出できるのでかなりオススメです。ただし、短髪の場合は頭皮が見えやすいため、スプレーのかけすぎには細心の注意が必要です。

薄毛隠しスプレーを使う注意点

薄毛隠しスプレーを使用するうえで理解しておかなければならない注意点として、髪がない部分に薄毛隠しスプレーは使用できないことです。

今ある髪の毛に薄毛隠しスプレーの成分を付着させることによって髪が増えてみえる仕組みなので、全く髪の毛が生えていない部分はスプレーしても定着しません。むしろ頭皮に直接スプレーの成分がふりかかるため、かなり不自然に見えてしまいます。髪の毛がほとんどない方にとっては薄毛隠しスプレーが合わないことをよく理解しておきましょう。

「円形脱毛症を目立たなくしたい」といった目的で、薄毛隠しスプレーの使用を検討している方もいるのではないでしょうか。ですが、頭皮に直接スプレーすることになるので、その場合は刺激が少ないタイプの商品を選択することが重要です。
また、円形脱毛症は改善する際にうぶ毛から生えてきます。うぶ毛状態になれば定着しやすいので、髪の毛がハゲてしまった部分を目立たなくさせることが可能です。

また、汗や雨で落ちやすい商品もあります。そういったものを選択してしまった場合、雨に降られた時に髪をつたった雫が黒くなり、服や顔、首などを汚してしまう恐れがあります。
夏場など、自分で気づかないうちに黒い汗をかき、あとから鏡で見て驚いたという方もいるようです。突然の雨に降られてしまう可能性もあるので、水に強い商品を選択しましょう。

湿気によるヘアスタイルの崩れが気になる方も多いのではないでしょうか。とくに薄毛隠しスプレーを使用されている方にとって、雨や汗などの湿気はかなり不安かと思いますので商品選びに注意しましょう。

薄毛隠しスプレーの正しい使い方

薄毛隠しスプレーを初めて使う方や、うまく使えていない方は、正しい使い方について理解しておくことが重要です。スタイリングの手順と、育毛剤・スタイリング剤との併用が可能かについて解説します。

薄毛隠しスプレーのスタイリング手順

スプレーを使ったスタイリング手順を紹介します。使い方の流れを確認してからヘアスタイリングを始めましょう。

1.使用前は頭皮状態をチェック

頭皮の状態が良くない場合、薄毛隠しスプレーは控えた方が良いので、先に頭皮状態をチェックしてください。例えば、赤くなっている、かゆみがある、乾燥がひどいなどの症状があれば使用はおすすめできません。

中には、日常的にヘアスプレーを使っていて、頭皮状態が悪化してしまった方もいるようです。この場合、大きな原因と考えられるのが、頭皮にヘアスプレーの成分が残ってしまったことだといえます。通常のスタイリング剤と同様に、入浴したタイミングなどできちんとシャンプーで洗い流しましょう。
シャンプーした後にタオルで髪をふいた際、薄毛隠しスプレーのカラーが付着するような場合は洗い方が足りていないと判断できます。丁寧に洗い流してください。

スプレーの成分を落とすことなく寝てしまうと頭皮に負担をかけてしまう恐れもあるので、そのまま寝るのは避けたほうが良いです。

また、頭皮が弱く、頻繁に頭皮状態が悪化しやすい方は、優しい成分で作られた薄毛隠しスプレーを選ぶようにしましょう。

2.周囲をチェック

特に初めて薄毛隠しスプレーを使う方は周囲を確認し、人がいない状態で使うようにしたほうが良いです。薄毛隠しスプレーの中には、色のついた成分が含まれており、使用する際にそれが周囲に飛び散ってしまうことがあります。

事前に行うべき準備として、首の周りにタオルを巻くなどして、汚れの対策をしておきましょう。
雨や汗に強い薄毛隠しスプレーの場合、予定外の場所に付着してしまうとなかなか取れません。コツをつかむまでは額などについてしまうこともあります。この場合は、シャンプーを含ませたタオルなどで拭き取りましょう。

無理に擦ると皮膚に負担をかけてしまうため、注意が必要です。また、慣れるまではヘアセットに時間がかかる可能性もあります。余裕をもってスタイリングを始めたほうが良いです。

3.一定の距離を保ってスプレー

スプレーする際は近くからではなく、頭皮からある程度離してスプレーします。商品によって離すべき距離は違いますが、一般的には10~15cm程度です。あまりにも近くからスプレーした場合、髪の毛ではなく頭皮に集中的にスプレーの成分が付着してしまう可能性があります。

ボリュームを出したい部分や、ふんわりさせたい部分は少し髪の毛を持ち上げた形でスプレーするのも良いでしょう。その場合は手にカラーが付着しやすいので、ビニール手袋などを活用するのもおすすめです。

後頭部をセットする際には、手鏡があると便利なので用意しておくとよいでしょう。つむじ部分や後頭部はムラができやすい部分でもあります。正面から見てきちんとムラなくスプレーできていたとしても、全方向の確認を忘れないようにしてください。

また、頭皮には必要以上に成分がつかないように注意します。頭皮にスプレーすればそれだけ薄毛が効果的に隠せるのではと考える方もいるはずです。ですが、しっかりと成分が付着する薄毛隠しスプレーを選べば、頭皮に薄毛隠しスプレーがついていなくてもきちんと薄毛隠しができます。

4.仕上がりをチェック

全体的にスプレーしたら、一度鏡で確認して仕上がりに問題ないかチェックします。適量がわからない方は、少量から始めましょう。
薄毛隠しスプレーはとても自然に薄毛対策ができるアイテムではありますが、付け過ぎると髪がバリバリになってしまいます。

また、髪に定着できる以上のスプレーした場合、スプレーの成分がこぼれ落ちてしまう可能性も高いです。何よりも仕上がりが不自然になります。

ポイントとして、仕上がりをチェックする際は明るいところで行いましょう。できれば太陽光の下で確認すると、よりわかりやすいです。ベランダに出てみたり、太陽光が入り込む場所でスタイリングしたりすることをおすすめします。

5.気になる箇所を微調整で完成

一度のスプレーで完璧に仕上げるのではなく、全体的にスプレーしたら足りない部分を少しずつ調整します。つけすぎてしまった部分を落とすのは手間なので、様子を見ながらスプレーを重ねていく形で調整しましょう。

納得のいく仕上がりになったら、最後にドライヤーでしっかりと乾かすのがおすすめです。乾かすことによって繊維が強く定着します。乾く前に触ると手に色素がついてしまう可能性があるので、注意が必要です。
ドライヤーで乾かす際には、髪の毛を押し付けるようにするのではなく、ふんわりと空気が入るように横から乾かしましょう。

微調整してもうまくいかないケースとして、全体的にペタッとしてしまうことがあります。特に寝ている間に頭皮がベタつきやすい方は注意が必要です。そういった方は薄毛隠しスプレーを使う前にシャンプーで汚れを落としておくと良いでしょう。

ドライヤーで乾かし、あらかじめ髪の毛をふんわりさせておくと自然なボリュームを出すことに繋がります。髪の毛が濡れた状態だとスプレーの成分の定着を邪魔してしまう可能性があるので、しっかり乾かすことが重要です。

育毛剤や他のスタイリング剤と併用できるのか?

基本的に、育毛剤や他のスタイリング剤との併用は問題ありません。ただ、中には注意すべきものがあります。
以下のアイテムを使う場合は注意点をおさえたうえで使いましょう。

液状の育毛剤

液体の育毛剤の場合は注意が必要です。頭皮や髪の毛が濡れた状態で薄毛隠しスプレーを使うと、スプレーの成分が固まり、ダマになってしまうことが多いです。液状育毛剤の使用直後はスプレーすることを避けましょう。

また、育毛剤の成分が髪の毛に密着するスプレーの成分を邪魔してしまい、薄毛隠しスプレーが髪の毛に定着しにくくなる可能性もあります。液状の育毛剤と併用する際は髪と頭皮をきちんと乾かしてから使うようにしましょう。ドライヤーで乾かす方法もおすすめです。

ヘアジェル・ヘアムース

実はヘアジェルやヘアムースなどのスタイリング剤こそ、薄毛隠しスプレーとの相性が抜群なのです。

ヘアジェルは髪の毛全体になじませてかためる整髪料です。ウェットなヘアスタイリングができるアイテムとして重宝されています。しかし、ウェットなヘアスタイルは髪の毛がまとまり、束になるため、頭皮が見えやすくなってしまいます。特につむじや頭頂部は薄毛の印象を強めてしまうでしょう。

そこで活躍するのが薄毛隠しスプレーです。ヘアジェルで髪をセットした後、髪全体にスプレーをすることで、スプレーの成分がまとまった毛束を補強するように付着し、毛束同士のすき間をカバーしてくれるのです。

ヘアムースについては、手に取った際は泡状であるものの、乾くとかたまる特徴を持っています。ヘアジェルほどウェットな束感は出ないので、薄毛隠しスプレーとの併用にも適しています。

さらに、雨や水分に弱いヘアジェルとヘアムースには薄毛隠しスプレーの耐水機能が役に立ちます。また、夕方には崩れてしまっていたヘアスタイルも薄毛隠しスプレーのキープ力により、持続効果も期待できます。

ヘアオイル

ヘアオイルといえば油分が含まれていますが、薄毛隠しスプレーを使う前に油分が含まれた商品を使うと、ダマができやすくなります。薄毛隠しスプレーの成分が剥がれやすい状態にもなってしまうので、スタイリング時にヘアオイルを使うは避けたほうが良いです。

あなたの悩みを10秒で解決できる薄毛隠しスプレーがおすすめ

薄毛隠しスプレーの特徴や魅力について解説しました。基本的にどのような髪質とも相性が良く、なおかつ簡単に、自然に薄毛隠しができるのが魅力です。
ただ、薄毛隠しスプレーは髪を育てる効果を期待するものではありません。根本的に薄毛を改善したいのであれば、育毛トニックやシャンプーで効果を期待してみてはいかがでしょうか。

薄毛隠しスプレーは「Rambut Re:Hair(ランブット リヘアー)」がおすすめです。30秒で薄毛や白髪をカバーできるのでお試ししやすい内容となっています。
その他、薄毛対策に役立つアイテムについてはRambut オンラインストアでご紹介しているのでぜひご覧ください。

記事を書いた人

毛髪診断士

佐野 正弥

毛髪診断士

佐野 正弥

体質改善を基本とした発毛法を公開し現在までに1万人を超える薄毛改善を成功させる。公益社団法人日本毛髪科学協会の毛髪診断士。「育毛の達人オンラインショップ」の責任者。国内および海外の医学博士、医師をヒアリングしその伝聞と知識、また自らが開発した自宅でできる発毛法をマニュアルにまとめた。著書「最後に読む育毛の本」

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