薄毛を隠せる髪型とヘアスタイリングのコツ

薄毛をできるだけ隠したいと考えていませんか。お悩みの方は、髪型とスタイリングにこだわるとよいでしょう。これらに変化を加えることで、イメージを一新できる可能性があります。この記事では、男性・女性別に薄毛の特徴を解説するとともに、薄毛を目立たなくする髪型、薄毛に向いていない髪型を紹介しています。以下の情報を参考にすれば、自分に合っている髪型を見つけられるはずです。

薄毛の特徴を理解しよう

薄毛を隠すため、薄毛の特徴を理解しましょう。男性と女性に分けて薄毛の特徴を解説します。

薄毛の特徴・男性編

男性に多い薄毛の原因はAGA(男性型脱毛症)です。進行順序は人により異なりますが、一定のパターンがあります。

生え際

最初に症状が現れるのが生え際です。具体的には、生え際が少しだけ後退します。しかし、目立つほどではありません。したがって、注意しなければ気づかないケースが多いでしょう。

生え際M字

症状の進行とともに、生え際両サイドの後退が目立つようになります。一般的に「M字ハゲ」と呼ばれる状態です。M字と呼ばれる理由は、生え際を上から見るとアルファベットの「M」のように見えるからです。時間の経過とともに、生え際とM字部分は後退して、やがてはつむじ部分も薄くなります。

つむじO字

生え際の薄毛とともに、つむじ(頭頂部)の薄毛が進行する方もいます。つむじの薄毛が進行した状態を「O字ハゲ」といいます。頭頂部を上から見ると、アルファベットの「O」のように見えるからです。このタイプの方も、進行とともに生え際が後退します。

生え際U字

M字ハゲの状態から、残っていた前髪部分の薄毛が進行する方もいます。頭頂部を上から見るとアルファベットの「U」に見えるため、このタイプの薄毛を「U字ハゲ」といいます。U字ハゲの方も、時間の経過とともにつむじが薄くなります。

薄毛の特徴・女性編

女性の薄毛の原因はさまざまです。続いて、女性に多い薄毛の特徴を紹介します。

生え際

髪の毛を引っ張る髪型を日常的にしている方に多いのが生え際の薄毛です。以前に比べて、おでこが広くなった、前髪のボリュームがなくなったと感じている方は、生え際の薄毛が進行しているかもしれません。

分け目

女性の薄毛は、部分的ではなく全体的に進むケースが多いと考えられています。したがって、薄毛が進行すると、分け目が目立ちやすくなります。具体的には、分け目が広くなり頭皮が見える、分け目のボリュームがダウンするなどの症状が現れます。

透け感

薄毛が全体的に進行すると、頭皮が透けて見えるようになります。抜け毛が増えることはもちろん、髪の毛が細くなることも原因です。髪の毛全体のボリュームが減るため、ヘアスタイルが決まらない、実年齢より年上にみられるなどの悩みにつながります。

薄毛を目立たなくする髪型

薄毛の目立ちやすさは髪型で異なります。参考に薄毛が目立ちにくい髪型を紹介します。

薄毛が目立たない髪型・男性編

男性におすすめの髪型は、以下の5つです。

ソフトモヒカン

サイドや襟足よりもトップの髪の毛を長めに残す髪型です。中央の髪の毛だけを残すモヒカンカットよりも優しい印象になるため、ソフトモヒカンと呼ばれています。いわゆる「ベッカムヘア」というと、イメージしやすいかもしれません。トップとサイドにメリハリをつけることで、薄毛が目立ちにくくなります。頭頂部にボリュームを出しやすいため、つむじの薄毛に悩んでいる方におすすめです。

ベリーショート

全体を短くカットした髪型の総称です。いわゆる「オシャレ坊主」も含む髪型と考えてよいでしょう。薄毛部分をあえて露出させることで、すっきりした印象を与えて目立たなくできます。ポイントは、サイド・襟足を短くカットして、薄毛部分との差をなくすことです。ベリーショートは、M字ハゲやU字ハゲによく似あう髪型と考えられています。

ツーブロック

サイドを刈り上げて、刈り上げていない部分と段差をつける髪型です。基本的には、残した髪の毛を、刈り上げ部分にかぶせることになります。トップにボリュームを残しつつサイドのボリュームを抑えられるため、つむじ部分の薄毛が目立ちにくくなります。また、刈り上げの厚みや高さ、前髪のスタイリングを調整することで、M字ハゲにも対応できます。トレンド感のある髪型に仕上げられる点も魅力です。

オールバック

全ての髪の毛を後ろに流す髪型です。全体的にボリュームを出しやすい点と後ろに流した髪の毛で薄毛を隠しやすい点が魅力です。つむじの薄毛が気になる方に、特に向いている髪型といえるでしょう。おじさんの髪型と思われがちですが、アレンジ次第でトレンド感を出せます。例えば、サイドをツーブロックに仕上げてメリハリを出すと、若々しさを演出できます。

パーマ

髪の毛に、ウェーブなどの癖を与えた髪型です(ここでは、ストレートパーマ以外を指します)。全体にボリュームを出せるため、薄毛が目立ちにくくなります。M字・O字・U字を問わず、薄毛を隠しやすい髪型といえるでしょう。毎日のスタイリングが簡単になる点も魅力のひとつです。

薄毛が目立たない髪型・女性編

女性におすすめの髪型は、以下の6つです。

ミディアムヘア

髪の毛の長さを肩程度におさめた髪型です。さまざまなアレンジを行えるため、薄毛を隠しやすい髪型といえます。例えば、分け目部分を立ち上げてふんわり感をアップすると、全体のボリュームダウンや分け目の広がりなどが目立ちにくくなります。

かきあげバングのミディアムヘア

かきあげバングは、髪の毛をかきあげるように前髪を立ち上げた髪型です。前髪長めのミディアムヘアに組み合わせると大人っぽさや女性らしさを演出できます。前髪を立ち上げることで、髪の毛のボリュームをアップできるためボリューム不足に悩んでいる方におすすめです。

厚目バングのショートヘア

ショートヘアは、襟足から数センチ程度の長さにカットした髪型です。ミディアムヘアに比べるとアレンジしにくいため薄毛を気にしている方から敬遠されがちですが、薄毛を隠せないわけではありません。例えば、おでこが隠れるほど前髪を厚くすると(厚目バング)、生え際の薄毛が目立ちにくくなります。厚目の前髪はトップからおでこに向かって髪の毛を流すことでつくれます。おでこを見せたくない方や前髪のボリュームが気になる方におすすめです。

シースルーバングのショートヘア

おでこが透けて見えるほど、前髪を薄くした髪型です。厚目バングと正反対の髪型といえます。ポイントは、意図的に透け感を出しているように見せられることです。勇気のいる髪型ですが、スタイリングが決まると薄毛を目立たなくできます。悩みを強みに変えられる可能性がある髪型といえるでしょう。トレンド感を演出できる点も魅力です。

トップにボリュームを出したショートヘア

トップを起ち上げるショートヘアです。厚目バング・シースルーバングのショートヘアと髪の毛の長さは同じですが、こちらはつむじ部分の薄毛を隠しやすい髪型といえます。襟足のボリュームを抑えるとトップのボリュームを強調できるため、薄毛を目立ちにくくできます。いうまでもなく、つむじ部分が気になる方におすすめです。

パーマ

髪の毛に癖をつけてボリュームをアップさせる髪型です。ふんわり感を出せるため、ショートヘア・ミディアムヘア・ロングヘアを問わず、薄毛が目立ちにくくなります。スタイリングが簡単になる点も見逃せません。1人だとうまく髪型が決まらないと感じている方に向いているでしょう。

薄毛に不向きな髪型と注意点

当然ながら、薄毛の方に不向きな髪型もあります。どのような髪型を避ければよいのでしょうか。

薄毛に不向きな髪型・男性編

薄毛の男性に不向きな髪型として次のものが挙げられます。

センター分け

定番の髪型であるセンター分けはあまりおすすめできません。髪の毛全体のボリュームが少ないと、分け目がつぶれて薄毛が目立ってしまうからです。また、センター部分に分け目を作ることで、つむじ部分や生え際部分の薄毛も目立ちやすくなります。したがって、O字ハゲやU字ハゲには基本的に向いていません。同様にM字ハゲにも向いていないと考えられます。前髪でM部分を隠したとしても、ボリュームが不足していると透けて見えてしまうからです。頭皮が透けて見えると薄毛を強調してしまいます。センター分けは薄毛と相性が悪い髪型といえるでしょう。

ロングヘア

いわゆるロン毛も積極的にはおすすめできません。長く伸びた髪の毛と薄毛部分のコントラストが強調されるからです。一般的に、ロングヘアはショートヘアよりも薄毛を強調してしまう髪型と考えられています。

髪の毛で薄毛部分を覆う髪型

伸ばした髪の毛で薄毛部分を覆う髪型もおすすめできません。代表的な例としてあげられるのが、いわゆる「バーコード」です。不自然な印象になるため、頭髪に注目を集めてしまいます。清潔感を損なってしまう恐れもあります。

薄毛に不向きな髪型・女性編

女性に不向きな髪型として次のものが挙げられます。

ボブ

肩程度の長さの髪型です。内側と外側の段差をなくすため、ペタッとした印象になりがちです。したがって、ボリューム不足に見えてしまう恐れがあります。ボリューム不足が気になる場合は、内側と外側の長さを変えるグラデーションカット(グラデーションボブ)を取り入れるとよいかもしれません。

ロングのワンレン

ワンレンは、内側の髪の毛を短くすることで全体の長さが揃っているように見せる髪型です。女性らしさを強調できる点は魅力ですが、長さに変化がなく重さを感じさせるため、分け目部分などの薄毛が目立ちやすくなります。

ポニーテール

前髪の薄毛が気になる方には向いていません。継続的に髪の毛を引っ張り続けることで、抜け毛の原因になってしまうからです。毎日、ポニーテールをしている方は注意しましょう。

薄毛を目立たせないためにできること

これまで薄毛を目立たせないヘアスタイルについてお話してきましたが、ここからは身近に手に入りやすいアイテムを使って、すぐにできる薄毛隠しの方法をいくつかご紹介します。ただし、髪の状態によっては効果を期待できないことも考えられるので、是非参考にしてみてください。

マスカラ

意外なアイテムですが、マスカラは生え際の薄毛対策に役立つことがあります。女性の場合はちょっとした白髪のカバーに、マスカラの使用をおすすめする方を見たことがあるかと思います。その応用でちょっとした薄毛にも使えるのです。

生え際の最前列の髪にマスカラを数回あてます。マスカラはまつげを太く、長く、ハッキリ見せるアイテムなので、生え際の髪にも同様の効果をもたらします。ただし、産毛のように明らかに髪の毛とはいえない毛にマスカラをあてると、かなり不自然な仕上がりになってしまうので注意が必要です。

また、本来のマスカラの用途としては正しくないため、無理に使用したり、マスカラだけに頼りすぎたりするとかえって不自然な仕上がりになることだけは注意が必要です。

また、男性によくみられるM字型の生え際後退にもカバーすることができるので、試す価値はあるかもしれません。

ヘアスプレー

薄毛隠しの代表的なアイテムとして、ヘアスプレーがあります。
ヘアスプレーにもヘアキープスプレーやヘアカラースプレーなどいくつか種類がありますが、薄毛隠しを目的とした「薄毛隠しスプレー(増毛スプレー)」も人気が出てきています。今回はその薄毛隠しスプレーをご紹介します。

薄毛隠しスプレーは髪色に合わせて、生え際や分け目、髪全体に吹きかけることで一部の薄毛や全体の透け感をカバーできるアイテムです。また、分け目などでよく目立つ白髪もカバーできるため、一石二鳥の使いやすいアイテムとして薄毛悩み以外の方にも多く使用されています。

薄毛隠しスプレーを試すなら「Rambut Re:Hair(ランブット リヘアー)」がおすすめです。薄毛対策用に開発したアイテムなので、ヘアカラースプレーと比較すると自然な仕上がりでヘアセットができます。

まとめ

男性・女性別に、薄毛を隠しやすい髪型と薄毛が目立ちやすい髪型を紹介しました。髪型を工夫することで、印象を大きく変えられる可能性があります。お悩みの方は、新しい髪型に挑戦してみてはいかがでしょうか。ただし、向いている髪型は頭髪の状況によって異なります。自身の好みだけでなく、頭髪の状況も確認したうえで選択することが重要です。失敗したくない方は、信頼できる美容師に相談してもよいでしょう。髪の毛のクセやボリュームやなどをもとに、自分に似合いそうな髪型に出会えるかもしれません。

Rambutでは今まで以上に効果を実感できる薄毛対策アイテムを研究し続けるだけではなく、頭皮や肌に優しく、ストレスフリーな使いやすさも追及してきました。そこで誕生したのがRambutシリーズのアイテムです。

その一つが「Rambut Re:Hair(ランブット リヘアー)」です。スプレーするだけで手間なく使用できるので、薄毛を目立たなくするスプレーとして、皆様にご愛用頂いております。あなたも是非、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

記事を書いた人

毛髪診断士

佐野 正弥

毛髪診断士

佐野 正弥

体質改善を基本とした発毛法を公開し現在までに1万人を超える薄毛改善を成功させる。公益社団法人日本毛髪科学協会の毛髪診断士。「育毛の達人オンラインショップ」の責任者。国内および海外の医学博士、医師をヒアリングしその伝聞と知識、また自らが開発した自宅でできる発毛法をマニュアルにまとめた。著書「最後に読む育毛の本」

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